新年度を迎えました
入学シーズンとなり、新入生の姿を見かけるこのごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
私事ではありますが、子供が幼稚園を卒園し小学校に入学いたしました。
ピカピカのランドセルを背負う姿を見ていると、月日が経つのは早いなぁと、
寂しさ半分嬉しさ半分、複雑な気持ちになります。
卒園式の日、園長先生が保護者に向けて挨拶された言葉が印象的でした。
1.乳児の時は、肌身離さず
2.幼児の時は、肌を離して手を離さず
3.少年の時は、手を離して目を離さず
4.青年の時は、目を離して心を離さず
これは【子育て四訓】といい、
子どもの成長に比例して【親】と【子】との距離を表した言葉とのことです。
私の環境の場合、手を離すタイミングに向かっているという事になります。
上の子の経験から思い出すと、ついつい行動や生活に口出ししておりました。
「あ~それはダメ!やめたほうがいい」
「もっと○○しなさい」
子供はやる前から「ダメだ」「無理だ」と言われ、
怖くて新しい一歩を踏み出せなくしているのは、もしかしたら親なのかもしれません。
あくまでも私の主観ですが、
たくさんのトライ&エラーの経験、初めてのワクワクした新たな行動を起こさない限り、
心のキャパは大きくなりません。
自分の価値観も見えず、選択肢を広げることもできない。
子供には子供の人生があります。
親が右行け、左行けと決めつける、子はロボットではありません。
だからこそ親は【子供を信じること】が大事ではないでしょうか。
毎日毎日が心配ばかりです。それでも【信じる】しかない。
子供も自立へ向けて成長するように、
親も親になるために成長しなくてはいけないんだなと感じます。
子供は【親が自分を信じてくれている】と感じることで、
安心して新しいことにトライできるのではないでしょうか。
今期は2名の新入社員が弊社へ入社をし、新たな仲間を加えて新年度をスタートしました。
「子育て四訓」は、親子の成長における距離感の変化を示しているものですが、
これは組織における育成にも通じる部分があると思います。
新入社員の皆さんにとっては、これからが社会人としての第一歩。
たくさんのトライ&エラーを繰り返して頂きたいです。
私たちは、皆さんの成長を温かく見守っていますし、何かあれば当然守ります。
それを信じてひたすらトライをして頂きたいです。
もちろん、皆さんが壁にぶつかった時には、
手を差し伸べ、共に解決策を考え、成長をサポートします。
新社会人の皆さんには【上司や先輩を信じてたくさんトライして頂く】こと、
そして【親である我々先輩・上司達は部下や新人を信じてたくさん挑戦させること】で
双方に信頼関係が生まれ、
そこから【会社の成長】におのずと繋がっていくものと考えております。